破産したFTX、ソルベント・ドバイ子会社の清算に向け裁判所の承認を求める

裁判所文書によると、FTXドバイは複数の口座で約450万ドルを保有していた。

8月2日の裁判所への提出文書によると、破産したFTXは裁判所に対し、ドバイ子会社を米国の破産手続きの主体から除外するよう求めている。

FTXは、ドバイ子会社が昨年7月に仮想資産サービスプロバイダーとしてライセンスを取得したが、アラブ首長国連邦(UAE)ではいかなる事業も行っていなかったことを明らかにした。さらに、FTXドバイライセンスは、昨年11月のFTX破綻を受けて最初に停止された後、先月失効した。

その後FTXは、「営業再開の合理的な可能性」がないため、UAE法に基づいてドバイ子会社を清算することが望ましいと勧告した。また、FTXドバイの貸借対照表は支払能力があると付け加えた。

この申請が承認されれば、FTXドバイは昨年11月に米国で破産を申請したFTX関連企業102社のリストから削除されることになる。しかし破産取引所は、この削除が子会社がまだ破産手続き中である間に発注された注文に影響を与えることを望んでいない。

裁判所は8月23日までこの訴訟を審理する必要がある。

FTXドバイは450万ドルを保有

裁判所文書によると、FTXドバイはさまざまな口座に約450万ドルを保有しており、そのうち400万ドルは現在、ライセンスの担保としてドバイ仮想資産規制当局(A)によって制限されている。

FTXによると、A氏はドバイ子会社の清算に伴い、現地法に従って現金制限が解除されることを確認したという。

さらに、この清算により「すべての未払い負債の支払いとすべての資産の清算後、プラスの現金残高をタイムリーに分配することが可能になる」と付け加えた。

裁判所文書によると、FTXドバイは従業員への支払い、銀行手数料、その他の会社間支払いを含む約60万ドルの未払い負債を抱えている。

同時に破産会社の清算人らは暫定的な再建案を提出し、取引所の再開を勧告した。しかし、この計画は無担保債権者の助言を無視したため、これに反対した。

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